GWを迎え、これからSUPフィッシングを始める方も多いかと思います。最近見つけたSUPフィッシング中の転覆事例の動画から学べるところが多いと思いましたので、紹介させていただきます。
SUPフィッシングをする際はご注意を
- 茅ヶ崎の海で遊ぶ際は最低限このルールを守るようにしましょう。
- ルールに記載がなくても周りの方々の迷惑になる行為は避けましょう。
- ルールは常に最新版を確認するようにしましょう。
- 他の地域にも同様のルールがあると思いますので、事前に最新版を確認してルールを逸脱しないようにしましょう。
- 海上保安庁 海の事故対策へのリンク
- 水産庁 遊漁・海面利用の基本的ルールへのリンク
- 【衝撃データ】SUPの事故急増 へのリンク
小型船舶のルールもご参考まで
他の船舶などとすれ違うときの基本的なルールなどが分かりやすく書いてあるので、理解しておきましょう。
SUPフィッシングは危険がいっぱい
このGWからSUPフィッシングデビューされる方も多いかと思います。
早く良い釣果を得たいと思う気持ちはわかりますが、まずはSUPの扱いに慣れることから始めた方が良いです。
また艤装についてもSUP経験が浅いうちに構想を練りすぎると、技量に合わなかったり安全性に疑問符がつく場合もあるので、徐々に完成させるように進めることをお勧めします。
今回ご紹介する動画
学ぶ事が多い動画を見つけたので、シェアします。
強風の中でSUPフィッシングをしていた方が、強風に煽られて転覆。
なんとか自力で帰着したとのことですが、動画の主を非難するのではなく、明日は我が身の精神で動画から学び、活かすことを考えたいものです。
どのような艤装・装備だったのか?
- SUPに固定した折りたたみ椅子の上に座るスタイル。
- 椅子の後方に固定した買い物かごに釣具を収納し、ロッドを立てている。
- カヤック用のダブルブレードのパドルを用いている。
- 膨張式のPFDを使用。
- ボードと身体を繋ぐリーシュコードは不使用(?)。
- ボードの先端と胸元に動画撮影用のカメラを設置。← おかげで映像記録が残った
どのような状況だったのか?
- 予報よりも強めの風に危険を感じて岸へ戻ろうと決断。
- SUPの向きを変えようと奮闘するも変わらず。
- うねりを受け、転覆。
- 転覆時にパドルを離してしまうが、無事に確保。
- 転覆したSUPを元に戻すことに苦戦。
- 固定していなかった釣り道具は転覆中にロスト。
- SUPを戻して、再上艇。
学びポイント
1.予報よりも強めの風
まず、海に出る前に風の様子を自分の感覚でしっかり確認したいところ。
沖合だけでなく、沖を見た時の自分の背中側になるエリアの確認も怠らないようにしましょう。
しかし天候の急変は普通にあり得るので、風が吹き始めたら早めに対処を開始することが鉄則となります。
2.SUPの向きを変えることが出来ない
これは主に、技量不足と状況に合わせた行動をしないという、2点が原因だと思います。
「SUPの向きを変える」は無風状態の時に十分に練習しておく必要があります。
強風の中では動画のように風に押されて、一向に向きが変わらないことは十分あり得ます。
椅子の上に座ると重心が高い分、転覆しやすいのは自明です。
風波で不安定ならボードに直に座って重心を下げるなど、状況に合わせて行動した方が良いですね。
3.転覆
私自身、漕ぎ練習中に何度落水してもSUPが転覆することはなかったので、転覆する状況を知ったことは収穫でした。
転覆したSUPのボトム面に乗って、もう一度転覆させて戻すやり方を知っておくと良いかも。
また強風時は上手く戻せない可能性も想定して、いくつかの手段を学んでおくと良いでしょう。
4.転覆時にパドルを手放す
パドルが無いと帰着困難になる可能性がさらに高まるため、落水時に手放さないよう、常に意識しておきましょう。
今回の動画では手放したパドルを確保したのは好判断ではありますが、ボードと自分をリーシュコードで繋いでないように見えます。
これでは下手するとSUPだけが風に流され、海の上で孤立する最悪のケースを招きかねませんので、リーシュコードの着用を強くお勧めします。
5.転覆したSUPを戻す作業に苦戦
今回の動画では転覆したSUPを戻す作業が非常にやりにくそうに見えました。
そもそも上記のような手法を知っているのかという点がありますし、リーシュ未着用なのでSUPを確保し続ける必要がある点、片手に何か荷物を持ち続けている点、固定式PFD着用していれば自身の浮力が高まるので、海中からSUPをひっくり返う作業が楽になる、などなど、細かな安全対策の積み重ねで安全性を高めた方が良いですね。
6.転覆時に釣具をロスト
蓋付きの入れ物に収納して入れ物をSUPに固定する、リーシュコードなどで流れ留めをする、といった対策ができるのですが、これらは気軽さとのトレードオフ。
どうしてもロストを避けたいものには、しっかりと対策をしておきたいですね。
7.SUPに再乗艇
この動画の方は再乗艇して帰着できたようですが、皆様も同様に再乗艇できますか?
再乗艇の練習をした事がない方や、練習から時間が経過した方は、良い季節になってきたので、再乗艇の練習をすることをお勧めします。
まとめ
- 風が吹き始めたら早めに対処を開始する
- 事前に、SUPの向きを変える練習をしておく
- 事前に、転覆したSUPを元に戻す方法を学んでおく
- 落水時にパドルを手放すのは御法度と心得る
- ボードと自分自身をリーシュコードで繋ぐ
- 無くしたくない釣具は無くさない為の対策をすること
- 事前に再乗艇の練習をする、練習から時間が経っていたらまた練習しておく
明日は我が身だと思って、安全に楽しみましょう♪
管理人お気に入りのSUPフィッシング用品
SUP
最初の一本には、AquaMarina(アクアマリーナ) DRIFTをお勧め。
「SUP」や「SUPの上で釣りをする」ことに慣れるには、安定性が高いSUPをお勧めします。
ステップアップには、WOWSEA Flyfish F2をお勧めします。
運動能力や体力に自信がある方は、最初からこちらを使っても良いと思います。
アクアマリーナDRIFTより劣るものの十分な安定性があり、幅が広すぎない分漕ぎやすいです。
もっと速く漕いでみたいあなたには、WOWSEA Traveller W1をお勧めします。
漕ぎ手次第でより早く漕げるようです。
パドル
適切なブレード形状を有するパドルの中でも、非常にリーズナブルなairSUP アルミ・3ピース・パドルをお勧めします。
SUPに付属するパドルに満足できない場合、選択肢の多くはSUP本体に迫るようなお高いもの。
こちらは安価ですが使い心地が良く、満足できます。
フラッグ関連
SUPフィッシング中に自らの存在を周囲にアピールして事故を未然に防ぐには、フラッグを高く掲げたいところ。
ワタクシはお安い釣竿【オルルド釣具】 コンパクト延べ竿「ノベルドA」2.4mを旗竿に流用してます。
SUPに増設したロッドホルダーKOZEEY360度 調整可能 カヤック 漁船 レール側 マウント ロッド ホルダーに、フラッグを掲げています。
旗も高品質なものTOMAC 紐付色旗 ポリエステル IHP-03-05 赤 35×45㎝が格安で入手可能です。
魚探関連
釣果向上とともに、自らの移動速度や流されている速度と向きをリアルタイムに把握することができるGPS魚探は、SUPフィッシングをより安全に楽しむうえでもお勧めです。
ワタクシは、Garmin (ガーミン) ストライカー プラス 4を使っています。
海底の様子を等深線図として記録でき、位置の登録をすれば、自分だけのMapを作ることができます。
もちろんGPS付きなので、速度や方向もリアルタイムに把握できます。
魚探は12v駆動ですが、小型軽量化のためモバイルバッテリーで稼働させたかったので、WITRN PDC003 USB-C PD トリガーケーブル 電源ケーブル DCプラグ 5.5mm/2.5 2.1mm 12V を用いて、モバイルバッテリーから12v出力をさせています。
このケーブルは、12v出力が可能なUSB-PD対応のモバイルバッテリーと組み合わせるものです。
魚探付属のケーブルとトリガーケーブルの接続には、KAUMO DC電源コネクタ 外径5.5mm 内径2.1mm を用いました。
魚探の電源関連一式は、サンコー ハンディボックスMT(セット) 青 に収めています。
大きさ的にモバイルバッテリーと電源コードを収めるには丁度良いですが、防水ではないので、ジップロックそっくりな袋を使って電源回りの防水をしてます。
魚探本体はこの箱の上に固定しています。
ランディングネット・フィッシュグリップ
軽く、取り回ししやすい、クロスファクター(CROSS FACTOR) ランディングネット ランガンラバーネット AFV002 をお勧めします。
60センチの真鯛がちょうど収まる大きさです。
収納時は短く、使う時は伸ばしてと、柄を収縮出来るのも良いです。
使い勝手が良く出番が多いので、ブリや77cmの真鯛もこのランディングネットで獲ってます。
ブリクラスや大型のタチウオ、サワラなどを狙う場合、プロックス(PROX) ラバーランディングネット19型 をお勧めします。
フィッシュグリップは、超定番のボガグリップ 30lbをお勧めします。
正直お高いので買うまで葛藤しましたが、大物を釣るようになり確実にホールド出来る事に重点を置いて選びました。
類似品とは全く異なる操作感と質感があって、それだけでも満足度が高いです。
もちろんホールド力も、不満はありません。
確かにお高いですが、一生物と考えれば、結果的に安上がりかも。
ロッド
100gくらいまでのジグをゆったり目に動かしたり、タイラバをする際には、ジギンガーZ 1.5mスピニング/ベイト兼用 をお勧めします。
1.5mという短さと絶妙なリール位置が効いてジグのしゃくりが異様に軽く、特に太刀魚ジギングでは、疲れに大きな差が出るので手放せない1本になってます。
スピニングリールを用いて150g程度までのジギングには、メジャークラフト New ソルパラ ライトジギング SPXJ-S64M/LJ をお勧めします。
77cmの真鯛がヒットした時もロッドのパワーが勝り、安心してやり取りができました。
軽めのルアーは気持ちよくキャストできますし、60g程度のジギングも気持ちよくこなせるロッドです。当然こちらも安価です。84cmのブリも何とかキャッチできました。
SUPでアマダイ釣りをするなら、PRO MARINE バトルスティック攻タコ150 をお勧めします。
このロッドはタコエギと錘をリズミカルにしゃくれるパワーと先調子を備えているので、水深100mで50号の錘で海底をトントン叩くのは朝飯前ですし、当たりもしっかりと取れます。一般的なアマダイ仕掛けではハリスが長くてSUPの上では扱いが難しいですが、短ハリス仕掛けにすると、このロッドとの相性もよく、SUP上でもアマダイ釣りが捗ります。
お手軽にタイラバにチャレンジしたい方には PRO MARINE PGワンダーショット20-150 をお勧めします。
送料込みで4000円しなかったこのロッドは、グラスのワンピースロッドです。
ワンピースとはいえ全長150cmですので、スピニングのジギングロッドと同じくらいの仕舞い寸法です。
タイラバでは水深80m位まで、100g位までのヘッドが使い心地が良いですが、水深100mエリアで120gのタイラバを使ってもしっかり釣果が上がります。
竿尻からリールフットまでの距離がスピニングのSLJロッドと同程度、ジギンガーZより10cm位短かく重いジグをしゃくるのは苦手な感じですが、タイラバをするにはちょうど良いと感じます。
タイラバで繊細な当たりを取りたいなら、メジャークラフト レッドバック 1G-Class RB1-B69L/Sをお勧めします。
YouTuberの焼きおにぎりさんが絶賛している、コスパ最強のソリッドティップタイラバロッドです。
「巻き続けるだけで自然とフッキングにまで持ち込めるオートマティックなブランク」という謳い文句を実感できます。
リール
スピニングリール
ドラグ性能が秀逸なPENNのリールをお勧めします。
特にSlammerシリーズは、頑強なフルメタルボディと、IPX6の高い防水性能を誇り、過酷なSUPフィッシングでも安心です。
Slammer 4 4500 は、ライトジギングロッドとの組み合わせで青物とのファイトも不安がありません。
また、 Slammer 4 DX 3500はライトな釣りから青物まで幅広く対応。ステンレスギアに変更して耐久性をさらに高めてあるので、ガンガン使えます。
以前は2500番のリールも使っていましたが、巻取り量やパワーが若干足りないと感じたので、SUPフィッシングには3~4000番のリールが丁度良いと思います。
両軸リール
左ハンドル、ドラグ作動時のクリック音、フォール中も追随するレベルワインダー、PE1号を400m巻けるラインキャパシティ。
これらを実売1万円程度で入手できる、テイルウォーク タイゲーム ワイド VTN 64BL をお勧めします。
元々ディープタイラバ用に発売されているリールなので、タイラバはお手のもの。
もちろんジギングに使用しても、問題ありません。
私は40号の錘を使ったアマダイ釣りにも活用してます。
非常に使い勝手が良く気に入っており、活用範囲を広げていくつもりです。
そして、カウンター付きの両軸リールの中でもリーズナブルな価格と性能を両立している、18グラップラープレミアム151XG。
- ラインキャパ:PE1号 330m
- 巻き取り量:ひと巻き81cm
- スプールの動作に連動するレベルワインダー
- 作動時に音がするドラグ
と、必要な機能は備わっており、更にタイゲームには無い
- フォールレバー
- カウンター
が付いてきます。
遊びが少ないかっちりとしたフィーリングで、タイラバに重要とされる等速巻きは非常にやり易いですし、緩急付けた巻き方も自由自在です。
ドラグも良い感じに仕事をしてくれ、ドラグ音も聞こえやすくて良いです。
← グラップラープレミアム タイゲームワイド→
PEライン
PEラインはエックスブレイド(X-Braid) スーパー ジグマン X8 300m 1号/20lb にしてからライントラブルが激減しました。しかもかなり長持ちします。
価格も高すぎず、コスパはかなり優秀です。
お勧めです。
太刀魚ジグ
太刀魚には 鏡牙ジグばかり使っていて、他のジグは出番がありません。
この手のジグの中では安価な方なので、各色揃えるにも便利なラインナップです。アシストフック
アシストフックは自作しています。
アシストライン
アシストフック
- タチウオジグにはLサイズ、TGベイトやダイソージグなどにはMサイズを使用中ですが、Lサイズに統一するかも。
- シーブレイド10号との組み合わせでは、アシストラインが絡むこともなく、快適です。
- タイラバ用には、チヌ針5号を使用
- シーブレード8号との組み合わせで、快適に使用できます。
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